はじめての方へ

当院はすべて予約制です。初診は1時間以上の時間を必要としますので、初診に限り11時と11時50分からの2枠のみとなっております。
2回目以降は診療時間表の中からご都合の良い日時をあらかじめお電話(tel.0859-38-5600)でご予約ください。
ただし、木・土の再診受付は12時までとなります。

  午前 午後
8:30~12:00 13:30~18:00
8:30~12:00 13:30~18:00
8:30~12:00 13:30~18:00
8:30~13:00 休診
8:30~12:00 13:30~20:00
8:30~13:00 休診

※日曜、祝日は休診です。

※土曜日につきましては出張や講演などのため、当日のご予約のない場合にはお断りすることもございます。ご了承ください。

 

 

診療科目

心療内科、精神科、内科

 

治療対象となる疾患

  • うつ状態
  • うつ病・躁うつ病(双極性障害)
  • 不安障害(パニック障害、社会不安障害など)
  • 強迫性障害
  • 統合失調症
  • PTSD
  • 適応障害
  • アルコール依存症
  • 摂食障害
  • その他のアディクション(依存症)
  • 解離性障害
  • 過敏性腸症候群
  • 起立性調節障害
  • チック
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
  • 自閉症スペクトラム
  • 線維筋痛症
  • 頭痛、舌痛、身体各部の慢性疼痛

その他、これまでの医療機関における治療で効果なく持続している不調がありましたら、ご相談ください。

 

多角的診断法

  • 詳細な問診(現病歴、家族歴、生活歴、既往歴など)に基づく状態把握
  • オーソモレキュラー栄養解析診断
  • 心理テスト
  • 漢方診断

 

治療法

薬物療法

セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、GABAなどの脳内の神経伝達物質に働きかける向精神薬によって、精神状態や体調を安定させ、ストレス耐性の向上が望めます。

適切に使えば「救急医療」的にはとても役に立ち、仕事や学業への支障を最低限に抑えながら生活することが可能となります。ただし、根本治療ではありません。生活の仕方や食事、ストレス源などをそのままに服薬のみをしていれば、服薬中断した途端に再発しやすくなります。また服薬していても再び症状が生じてくることもあります。逆に根本治療を併用していけば、薬物治療の必要性は減少していきます。

 

オーソモレキュラー療法

医薬品に頼らずその患者様の体細胞がおかれている状況を臨床症状と血液・尿データから読み取り、最新の生化学・生理学の知識で改善へと向かわせる方法です。
疾患の治療はもちろんのこと、健康増進や不妊、アスリートのパフォーマンス向上など保健医療の枠組みにはない対象へのアプローチも可能です。

1)栄養素の補充

  1. アミノ酸バランスを考えながらタンパク質を補う
  2. ビタミン・ミネラルを個々に必要な至適濃度まで高める
  3. 不飽和脂肪酸のバランスを整える
  4. 機能性分子(食物繊維、グルタチオン、オリーブ葉エキス、キャッツクロウ、セレノア等)を必要に応じて補う

2)血糖調節

「朝はパン、昼は麺、夜は丼物、合間でお菓子をつまみ、缶コーヒーを飲む」

といったことをやっていれば間違いなく血糖値の乱高下が起こります。
大量のインスリンが放出されることは、肥満や糖尿病の原因になるだけではありません。
交感神経の興奮を引き起こし、パニック発作や自律神経の乱れ、さまざまな症状を悪化につながります。

さらに慢性的な血糖調節障害は「副腎疲労」を引き起こし、難治なうつ状態の原因となります。

過剰な炭水化物、砂糖、そして「糖質ゼロ」を謳う商品に含まれる人工甘味料などは血糖調節障害を引き起こします。

3)抗酸化アプローチ

さまざまなストレスや不適切な食生活などで生じた身体の「酸化」をビタミンCやビタミンEなどで抑制し、活性酸素を処理し、細胞膜を保護します。

糖尿病患者のフォローには糖質制限と並んで必須の方法です。既にできあがってしまった血管障害については糖質制限だけでは対応できません。ビタミンE、EPA、ビタミンCなどをきちんと摂取することで、血管障害の悪化を防ぐ必要があります。

また尿酸は悪者に思われがちですが、実はビタミンCのように強い抗酸化作用があります。そのため強いストレスや激しい運動などの酸化ストレスが高い状態では尿酸値は上昇します。しかしそれは体の正常な反応です。大切なのは尿酸を上げる必要のない(酸化ストレスが少ない)状態にしていくことです。

4)口腔内・腸管アプローチ

  • 歯科的な問題の可能性を把握し、必要なら歯科紹介
  • 腸管の炎症、リーキーガット症候群などの改善
  • 腸内細菌叢の改善

5)毒を入れない、解毒をする

  • カフェイン、アルコール、余計な薬
  • 大型魚、加工食品、農薬漬けの野菜、ひじき、遺伝子組み換え食品
    • 大型魚に蓄積した水銀などの重金属、加工食品に含まれる添加物、ひじきはヒ素が非常に多い
  • グルテン・カゼイン
    • 腸を良い状態にするためにはグルテン・カゼイン(小麦粉や乳製品)を避けることが必要です。腸の網にダメージを与え、「入れてはいけないものを入れてしまう」ため、さまざまなアレルギーの原因になります。
    • またグルテン・カゼインは消化の非常に難しいタンパクです。未消化になるとモルヒネ様の物質になり精神状態に影響を与えます。
  • 解毒(体外に毒を出す)
    • 栄養を整えていくこと、腸内細菌を整えることは体内の毒を排泄する力を高めます。
    • 明かな毒の蓄積による不調が疑われる場合、メチレーションサポートを遺伝子要因、感染要因、環境要因などを特殊な検査しながら行っていくことが有効です。
      自閉症などでは有力な手段となり得ます。

漢方治療

漢方は西洋医学の薬の使い方とは全く異なります。

五臓、気血水、六病位、寒熱、虚実など、漢方における「尺度」を多元的に組み合わせ、適切な「証」を決定します。診断が即治療薬です。つまり葛根湯証の診断だから葛根湯を服用します。一般的なイメージとは異なり、多くの漢方の効果は速やかです。ただし、慢性疾患に用いる場合、西洋薬より良くも悪くも「強引」なところがないため、よりよい効果を得るためには西洋薬より生活上の注意点を守らねばなりません。

 

Parietal Acupoint Therapy(PAPT療法)頭頂部鍼療法

頭頂部に集中する全身の神経支配領域に相当するポイントへの鍼により、速やかな効果が期待できる鍼治療です。

世界で最も利用され複数の国で保険診療にも採用されている山元式新頭鍼療法(YNSA)から発展した手法です。簡便で置鍼した直後から効果が表れます。過緊張が続いた後の各部のクビや肩などの疼痛や、寝違え、ぎっくり腰などに利用できます。

 

運動療法

人はほどほど動くことでバランスが取れるようにできています。ずっと座っていたり、寝ていたりするとさまざまな「流れ」が滞ります。例えばタンパク質の必要量はほどほど運動する人が最も少なくてすみ、寝たきりの人やハードな運動をする人の必要量は非常に多くなります。運動の過小や過剰は「燃費」が悪くなるのです。

人を健康にするためには適度な運動が必要です。ただ身体状態によっては運動がマイナスになることがあります。タンパク代謝がうまくいっていない栄養状態の人が激しい運動をしたら具合が悪くなるだけです。血液検査や症状などから栄養状態などを類推しながら、適切な運動を提案します。

気分も骨も筋肉も適切な運動によってよい状態を維持しやすくなります。

 

生活指導

  • 規則的な生活リズムは体調を整えるためにはとても有利に働きます。
    一方、シフトワーカーの方々の不調の多さや離職率の高さは有名です。理想通りの生活はなかなかできないものですが、一人一人の生活に合わせ、よりよい状態にするための現実的な工夫をお伝えします。
  • 食事の基本は、高蛋白低炭水化物です。
  • カフェインやアルコール、砂糖が入るものなどは、緊張感が高い病態には悪化因子となります。
  • グルテンやカゼインは腸内状態が悪い人はやめるべきものです。

 

精神療法・アディクションアプローチ

人はさまざまなマインドセット(外界を体験する枠組み)を持っています。これはそれまでの生活環境や体験などにより形成してきたものです。「勉強も仕事も人間関係もみんなつらくて当たり前」という枠組みで考えていると人もいれば、「すべて楽で当たり前」と考えて生きている人もいます。

「つらくて当たり前」の人はつらいまま頑張り、行き詰まり、苦痛の緩和のためのアルコールや過食がやめられなくなったりします。
「やめるべきものがやめられない」「するべきことができない」という悩みの場合、それは根性や気合いの問題ではなく、生き方とかマインドセットの問題であるかもしれません。

自分に関する適切な質問があり、他者に話すだけでも、問題解決の糸口となることも多いものです。

アルコールやギャンブル等への依存、対人関係の問題、ドメスティック・バイオレンス(DV)、いじめ、犯罪・災害などの被害、生きづらさの問題など、ご自身の中に抱え込まずご相談ください。

 

保健医療ではできない医療があります
自費検査・治療について ※表示価格は全て税抜き表示です
                     ご確認ください「医療広告ガイドライン」

オーソモレキュラー療法(栄養療法)

オーソモレキュラー栄養解析(初回)  25,000円

  • 約76項目にわたる詳細な血液・尿検査(ビタミンD、甲状腺セット、ピロリ抗体・ペプシノーゲンセットなどを含む)
  • 栄養解析レポート(検査内容のオーソモレキュラー栄養医学的解説)
  • サプリメントレポート(改善に必要な栄養素の解説、サプリメントを摂取する場合の優先順位を解説)
  • 各種栄養医療サポート資料

オーソモレキュラー栄養解析(2回目以降)  12,000円

  • 約67項目にわたる血液・尿検査(ビタミンD、甲状腺セット・ピロリ抗体・PGセットなどはオプション)
  • 栄養解析レポート(検査内容のオーソモレキュラー栄養医学的解説)
  • サプリメントレポート(改善に必要な栄養素の解説、サプリメントを摂取する場合の優先順位を解説)
  • 各種栄養医療サポート資料

検査を用いないオーソモレキュラー栄養診断 無料

  • 栄養チェックレポート
    • 80項目の問診により現在の栄養状態を判断し、レポートを作成します。
  • 消化管チェックレポート
    • 36項目の問診により消化管の状態を判断し、レポートを作成します

他の自費検査項目

  • ビタミンD血中濃度(解析初回検査には含まれます) 3,500円
  • ペプシノーゲンセット(解析初回検査には含まれます) 2,500円
  • 血液ピロリ菌抗体(解析初回検査には含まれます) 1,000円
  • 便ピロリ抗原  2,700円
  • ホモシステイン 4,000円
  • 脂肪酸4分画 3,500円
  • ALPアイソザイム 400円
  • ヘモグロビンA1c  350円
  • DHEA-S 2,500円
  • 甲状腺セット(TSH、FT3、FT4) 2,500円
  • Dダイマー 2,300円
  • 尿中ジアセルスペルミン 5,000円
  • ビタミンC血中濃度検査 5,000円
  • G6PD検査 11,000円
  • 遅発性食物アレルギー検査 30,000円

自費診察料

  • 初診(3ヶ月以上間隔のあいた再診) 5,000円
  • 再診 3,000円

 

点滴療法 準備中

高濃度ビタミンC点滴(IVC)

  • 準備中

 

グルタチオン点滴

・準備中

 

マイヤーズカクテル

・準備中

サプリメントについて

 サプリメントは「なんとなく飲んでいると安心だから」といった理由で摂取するものではありません。症状や血液検査において狙った効果がきちんと出ているのか、検証しながら使うべきものです。「サプリを飲んでいる」ことが目的化してしまうと、ネットでとにかく安い商品を探し、飲むだけで満足してしまいます。目的をはっきりさせて利用しましょう。

サプリメントは材料も製造手法もピンキリですのでとにかく質が大事です。非生理的な機序で取り込ませるタイプのサプリは危険な場合すらあります。少し前にネット上で流行していたもので「アミノ酸キレート鉄」というのがあります。鉄をアミノ酸にはさみこむことで、体に「アミノ酸であるかのように偽装して」鉄を無理矢理とりこませるものです。見かけの検査値は上がりますが、鉄の静注同様の副作用が起こりえます。

また活性型の成分だけをいれて効果を謳っている製品も多くあります。人間の体は素材から必要な分だけ活性化させています。非活性型の他の成分が全体的な働きをうまく調整してくれています。活性型だけをバンバン入れればよいわけではありません。オーソモレキュラー療法で用いるサプリメントは基本的には「Crude(自然)なPrecursor(前駆体)」の状態で摂取するのがよいと考えます。

当院では、日本のMSS社及び米国メタジェニックス社のサプリを中心にお勧めしております。これらの多くは医療機関のみで取り扱われ、GMP(薬事法に基づいて厚生労働大臣が定めた、医薬品等の製造及び品質管理基準)を満たした工場で生産されているものです。