根本的な治療を目指して

当院では急性期の疾患や症状に対し、これまでの経験と最新の情報に基づく薬物療法を中心とした保険診療内の治療を行っておりますが、慢性的な病態については、オーソモレキュラー療法の考え方に基づいた根本的な治療を目指しています。

現在の日本の医療のほとんどは保険診療でなされています。
事故や怪我、急性疾患については現代の一般医療には素晴らしいものがあります。救急処置にはさほどの選択肢もありませんので、スタンダードな治療を安価で受けられる保険診療はとても優れた制度であるといえます。

しかし慢性疾患についてはどうでしょう。慢性疾患というのは多くの要因がからんで生じています。慢性疾患の「症状」とは氷山の一部が海面から顔を出したようなものです。表面に表れた「症状」のベースには巨大な原因の塊が隠れています。表面を削り取っても、また別の形の症状が顔をだします。

日本の医療は「症状に応じた検査や薬」という保険診療の教本に従っています。不眠なら睡眠薬、熱が出れば解熱剤、痛ければ鎮痛剤、胃の不快感なら胃酸抑制剤という形で表面に出てきた症状を目立たなくする「治療」が延々と行われます。
教本通りの治療ですと慢性疾患の治療は袋小路に入ってしまいます。

しかし、「ヒトが健康に生きるための基本を整える」という視点に戻れば、実は簡単に全てが解決してしまうケースもたくさんあります。本当は薬などほとんどいらないのです

 

真の健康に向けた基本を整える

当院では「適切な救急医療」としての薬物療法も行いますが、「真の健康に向けた基礎を整えていく」ことが常に治療の中心です。

「体質」「栄養状態」「生活リズム」「神経伝達物質のバランス」「マインドセット」「歯科的な問題」「腸内細菌叢の問題」「消化管の慢性炎症」「解毒能力低下」などについて、詳細な問診、血液検査などから読み取ります。そして現実的な解決策を提供いたします。

うつや不眠、倦怠感などが生じる根本原因を改善していく治療は、糖尿病、高脂血症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、頭痛、めまい、耳鳴、痛風、高血圧、難治性の疼痛、認知症などの改善にも寄与します。

さまざまな不調で長年お困りの方は改善の可能性がありますのでご相談ください。